「東京モーターショー2013」の話(その4)

モーターショーのまとめもこれで最後。気になったものを羅列する形で。


ルノーのコンセプトカー。気付けば、ドアのヒンジ位置が左右で異なるという、面白いデザイン。前回のものもそうだったけど、今回も内装が独特で面白いものだった。

メルセデスのSLS AMG GT ファイナルエディション。クラシックさと新しさの混在した様なスポーツカー。このロングノーズは文句無くカッコいい。そして、こういう色のメルセデスもいいね。メルセデスは、ホントのこのクルマしか見なかったからなぁー。

アウディ R8。とにかくカッコいい。リアまわりのまとまりも含めて、なんとも言えない存在感。


そして、ル・マンの出場車。強いクルマもまた文句無くカッコいい。

新型のBMW MINI。ライト形状が丸くなって、先代よりもMINIらしいカッコよさが戻った感が。とりあえず、お披露目という事で、どちらかというとカジュアルな見せ方をしていたね。


BMWのPHVスーパースポーツのi8。ガルウィングで、このフロントマスク。まさに映画なんかに出そうだけど、その存在感は凄かった。これはBMWならではのスポーツカーの風格なんだろうね。


フォルクスワーゲンディーゼルPHEVのXL1。ドイツでは市販されるらしいけど、このデザインで出てしまうのが凄いよなぁー、と。リアのタイヤカバーを見ると初代インサイトを彷彿としてしまうけど、やはりVWのクルマと感じられる。後部トランク内のXL1の文字や、VWマークがお洒落で好き。



VWの電気自動車版up!となるe-up!。これは日本に導入されるらしいけど、こういうサイズの電気自動車が日本に入ってくるとなると、他のメーカーがどう出てくるのか楽しみ。小型とはいえ、VWの名前を背負ったそれなりにプレミアム感のある電気自動車…というブランド力は日本市場でどう受け入れられるのか?という事でも。

そんな電気自動車よりも魅力的だったのが、こちらのクロスup!。何せ展示車両はマニュアル車だったので、素直にこれは欲しいと思った。小ぢんまりとしながらも、幅広い走りに耐えられそうなクルマという事で、ワクワクさせられる。

こちらの2台はメーカーはちゃんと確認してなかったけど、走る楽しみを凝縮したプレミアムカーという雰囲気が素敵だったな。


そして、大河原邦男さんがデザインした電気自動車。…なのだけど、完全にモックアップで海のものとも山のものとも判断が付かないもの。走りが想像できないというのは残念。まぁ、新潟で地域が頑張ってるらしい企画なので、今後の展開には期待したいところではある。


バイクには全く関心が無かったのだけど、これだけは見ようと思ったヤマハのバイク。タイヤが分かれて変形するらしいけど、こういう遊び心満載のデザインには、その次を期待してしまうというものだよね。


人出も多く盛況だったらしい今年のモーターショー。
やはり、環境や安全をキーワードにしたクルマや関連展示が多かった。それでも、クルマがつまらなくなるのではなく、今後その存在が変わっていく過渡期としての色々なアプローチ…という印象を受けたのが正直なところ。自分自身は運転の技量やドライバーとしてすべき事をクルマに任せるのはどうかと思うけど、少し先の時代にそういうクルマだけの安全な環境を構築するには今から準備が必要なのだよな、と思えばその必要性も納得はできるというもの。
そうは言っても、今回は心躍らせるホットハッチ等の手軽なスポーツモデルらしきものが無かったのが実に残念。スポーツモデルもハイブリッド化が進んで益々高級に…という雰囲気を感じたのもまた事実なのだから。もう少しだけでも、面白いガソリンエンジンのシンプルなスポーツモデルが発表されて出てくればいいのにね、と思ってしまう。