タイムライン

未見の作品としてレンタル。
ある企業が物質の転送装置を作ったのに、特定の年代と地域に行くワームホールを空ける機械を作って、その機械で過去に行って戻れなくなった主人公の父親を助けに過去に…という物語。
主人公の父が飛ばされる先の地域について調べている考古学の教授であり、それを探しに行くメンバーも考古学に詳しいもの達という事で、歴史の事実とタイプパラドックスとして散りばめられた要素が面白いものではある。但し、実際の百年戦争の戦場の只中という事もあって、現代人があまり強くないというのはポイント。でも、そこを650年の知識の差で活躍…となるのだけど、ポール・ウォーカー演じる主人公のクリスはほぼ活躍しないという。むしろ、ヒロインのケイトや、考古学者のマレクのほうが活躍しているという。まぁ、マレクが冒頭でクリスに見せた男女の像がラストに繋がる事を考えると、主人公はマレクでクリスは語り手という感じなのかもしれない。
戦いのシーンが多く、間延びした感は否めないけど、時間要素と現代パートでの破壊された転送装置の修復の駆け引きから出るドラマを考えれば面白いものであったかとは思う。
タイムライン [DVD]