マイティ・ソー ダーク・ワールド

テアトル1、評価★★★
ソー、単体映画の2本目。過去に先代のアスガルドの王が閉じ込めたエネルギーのエーテルを巡る物語。そのエーテルがジェーンの体内に入って…という事で展開する物語。セルヴィグやダーシーを初めとして、前作の登場人物はほぼそのまま続けて登場。そこに闇の軍団が加わり、物語の舞台もトリックもあってだけど頻繁に変わるので、ずいぶんと慌しく賑やかな展開になっていたものだと思う。
基本的にはソーとエーテルに入られたジェーン、そしてロキを加えての物語という軸になるのだけど、枝葉が多くて散漫になっていた感じも。まぁ、その枝葉も含めての面白さというのがシリーズものなのだろうけどね。
物語はやや軽い展開であったものの、アンソニー・ホプキンスレネ・ルッソの圧倒的な存在感、ナタリー・ポートマンのコスチュームプレイの美しさは、この映画の魅力を高めていたと思う。あと、相変わらずなダーシーの可愛さが更に増していたのはポイントかな?
アイアンマン3」同様、「アベンジャーズ」後の物語となるのだけど、ニューヨークというキーワードくらいで殆ど触れていなかったけど、次のアベンジャーズへの繋がりは気になるところ。<以下核心メモ>
ジェーンからエーテルを取り出すのに、ソーとロキが手を組んでマレキスを騙す作戦に出たのだが、最後にはオーディーンになりかわり玉座にロキがいた事を考えると、次にソーを作る時には再度ロキとの戦いの話になるのだろうか。
ラストバトルは惑星直列による影響で空間や世界を跨いでのアクションになるのだけど、正直なところ忙しくてやりすぎな感があった様な。まぁ、そういう状況で、セルヴィクの作った装置もあって巨大な宇宙船をマレキスがいる世界へ飛ばしてしまおうという仕掛けにもなるのだけど。
エンディング中でのおまけでは、捕獲したエーテルを封じ込めた容器を、あるコレクターに預けていたけども、あれは次作への伏線なのか、アベンジャーズへの繋がりなのか…それは疑問として残った。
エンディング後のおまけでは、何が出てくるかと思ったけど、ジェーンの元に帰ってくるソーという事で、意外にも真っ当に本編から繋がるエンディングという事で、やや拍子抜けした感も。まぁ、エンドロール前で、どうなったんだろうと思った事に答えが出ていたのはいい事なのだけど。
アベンジャーズとの繋がりとして、ロキがソーをからかう為に化けた姿にキャプテンアメリカが出てきたのは、予想外のサプライズで嬉しかったな。