ゴジラ ファイナルウォーズ

見直す為にレンタル。劇場で1度観たきり。
劇場で観た時も勢いだけの映画だとは思ったけど、記憶以上に物語が滅茶苦茶。ゴジラ映画に、最近の日本のSF映画の悪いところを詰め込んで、且つ日本でのゴジラでの映画の最後という事でのキャストの多さで、豪華大盛りになったつもりが何の味か判らなくなってるというか。ミュータントとX星人の関わりに関する設定はあまり考えられていないなぁー、と苦笑。
今回のゴジラは多数の怪獣を相手にする為か、スリムで格闘を念頭に置いたスタイル。実際、昭和の対決ものを思わせる様な動きもあったわけで。どちらかというと嫌いなデザインではあるのだけど、目指すところが明確であるのは悪くない。あと、やっぱりミニラはダメだ…。怪獣のバトルは大味な見せ方だったけど、CGの使い方はだいぶこなれていた時期だったんだなぁ、と。それでも、新しい轟天号は好き。いまひとつ活躍が無かったのが残念だけど。
DVDはドン・フライ他の英語の台詞を字幕か吹き替えかの選択が可能。劇場では吹き替えで観ていたが、今回は字幕版で原語で見たのだが、ドン・フライの雰囲気はなかなかいい。ただ、英語と日本語が通訳を介せずに混在する映画という事で「ガンヘッド」を彷彿としてしまうのは仕方が無い。
他にも盛り上げようという意図が見えながら単調で盛り上がらない音楽とか気になる点は多かったけど、北村一輝の怪演は改めて見てもノリノリで楽しそうであり、素晴らしかったのね。あと、主演女優の脚の美しさへのクローズアップも良かったかな。
ゴジラ FINAL WARS スタンダード・エディション [DVD]