エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

フォーラム6、評価★★★★
スタローン率いるアクションスター勢揃い映画も3本目。
今回は登場キャラクターも多く、若手の参戦という事もあってどうなるかと思ったけど、そんな不安も吹き飛ぶ直球な快作に仕上がっていた。年齢を重ねての苦悩や、新たな才能の育成という様なテーマを持ってる様に思わせて、最後には盛大なアクション祭りで締めるのだからこんなに楽しい事は無い。
敵として登場するのがメル・ギブソン。憎らしい存在感に大きなリボルバーを抱えた姿は、見事に敵役として登場したんだなぁという素直な感動が。どちらかというと、近年は大人しい役や監督業が多かったし。
古参のメンバーの活躍はもちろんだけど、新メンバーの活躍も見事。ハイテク装備の駆使や、バイクでの疾走と新たな味付けは完全に満足。
もう、期待通りに考えずに楽しむ濃厚なエキス…そんなパワーが更に増した映画だったなぁ、と。<<以下核心メモ>>
メル・ギブソンが演じるストーンバンクスはエクスペンダブルズが結成された時のメンバーだという事で。そんなに歴史のあるチームだったのかというツッコミは置いておいて、バーニーとの思いの違いというのが物語の軸になるのか。そんな2人だからこそ最後の決闘は1対1でとなるのだけど、格闘での戦いになるとは意外で面白かった。まぁ、とどめは銃によるものになるんだけど。
ブルース・ウィリスが演じたチャーチの変わりにCIAのエージェントとして来るのがハリソン・フォード演じるドラマー。冒頭は役人らしいスーツ姿であるのだが、キービジュアルにあった通り現場への登場という期待も見事に果たしてくれる。しかも、ハン・ソロ並みにヘリコプターを駆ってエクスペンダブルズのピンチにやってくるのが、これまた憎らしくていい。
ジェット・リーのヤンも再登場となるのだが、シュワルツェネッガーのトレンチとの関係を見せるオチはちょっとどうかと思ったけど、2人の身長差でヘリから降下後に背中合わせに戦うのは実に見事であった。