エージェント・オブ・シールド シーズン1

未見の作品としてレンタル。海外ドラマシリーズを新作のうちからレンタルして見るなんて初めてじゃないかと。
マーベルの"シネマティックユニバース"からのスピンオフ。アベンジャーズのヒーロー自体は出てこないけど、ゲストとしてニック・ヒューリー,マリア・ヒル,シットウェルというシールドの面々や、アスガルドのシフは登場。基本設定がMCUとなっているので、関連する単語が容赦無く出てきて、正にファンの為のスピンオフドラマというところ。
このドラマが作られると聞いた時からコールソンが登場するとは聞いていて、「アベンジャーズ」の後なのにどうやって出てくるのだろう…と思っていたのだが、その疑問やトリックがシリーズを引っ張る1つの柱になっていたわけで。そのトリックも滅茶苦茶というわけでもなく、MCU作品に散りばめれた要素をうまく組み込んで、なるほどこうやったのか…と感じられるもの。まぁ、滅茶苦茶では無いけれども、強引なのは確かかな
そのコールソンの元に集められたエージェントによるチームの話であるのだが、活躍や成長の物語だけでなく、それぞれの思惑や、持っている情報からくる疑心暗鬼等で一筋縄にいかないのだが、その展開はテレビシリーズならではのものか。観ている方も、誰が味方で誰が敵なのかという緊張感を持っていたのだから。でも、その中の一人がヒドラのエージェントであるというのは、やはりショッキング。そこまでの周りとの関係性を見ていると尚更…って、そう演じていたという側面もあるのだが。
ドラマ内の時間としては「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」の後から「ウィンター・ソルジャー」の時間を経てその後という感じ。そんなわけで、終盤はシールドは崩壊した状態。まぁ、「WS」でシールドが崩壊したとは描かれていたけど、そこで思っていた以上にボロボロになった組織の状態が描かれる事になるわけで。それに対するヒドラも台頭はしているけど、一部のエージェントのみで、本丸が見えなかったのは次の映画の為に取っておいた事になるのか。
アベンジャーズ」の監督でもあったジョス・ウィードンが製作に関わっているだけあって、映画の関連作としても安心して見る事ができた。MCU作品の中で枕詞として出てきたものが実際に登場したりと、ファンとしてMCU作品の世界を広げる面白さがあるというか。シールドの復活を描くシーズン2も早く見たいものだ。
エージェント・オブ・シールド シーズン1 Part1 [DVD]