ローン・サバイバー

未見の作品としてレンタル。BDでの視聴。
2006年にネイビーシールズタリバンに対して行った作戦で、大きな被害を受けた事件の映画とかで。そんなわけで、物語は比較的淡々と進む感じ。中盤の、偵察任務を行っていた4人が多数のタリバンに追われるシーンも、その痛々しさは存分に表現されているけれども、どこか醒めた様な視点で物語が進む感じ。
終盤の展開に、事実を元にしてるとはいえこれは本当なのか?と思ってしまったが、事件を調べると事実らしい。映画の最後の字幕で、パシュトゥン人は逃げる者を匿うという掟である事も説明されていたわけだし。ただ、マーカスの傍にいた子供は映画的な演出なのだろうと。村の中で、言葉を知らずにマーカスとの会話が成立しない状況の為に、村の人達のセリフには字幕が出ていなくて面白いと思ったけど、村人とタリバンとのやりとりのところでの字幕は必要だったのだろうか。まぁ、少しは状況を伝える…という事ではあるだろうけど。
事実からの話という事で、特典映像に資料となるものでも入っているかと期待したけど、何も入っていなかったのは残念。
丁寧に作られて面白い映画ではあるけれど、「ブラックホーク・ダウン」以上に救いの無い感じがするからなぁ。
ローン・サバイバー [Blu-ray]