ターミネーター2

未見の作品としてレンタル。
作品の概要とかシーンとしては知っていたけど、こうして見てみると1作目から続く正当な続編であり、ターミネーターの役割を変えた事での面白さというものがある。ジョン・コナーにとって友人であり父でありペットの様な親しさもあり･･･という感じであったのには驚いたが。まぁ、そう感じるのはジョンのキャラクターが賢く逞しい様に描かれていたからなのだろうかと。でも、複雑な環境にあったとはいえ、友達のいない寂しい少年では無いのは、いい事であったと思う。
ターミネーターのシュワルツェネッガー、冒頭では不気味であり中盤以降は頼もしく見える存在感があり、更にアンドロイドらしい無表情の合間に見せる素敵な表情に、続く作品での活躍の片鱗が確認できた様な気がした。あと、同じく前作から出演しているリンダ・ハミルトンは強い母親を存分に見せ付けるカッコよさに溢れていた。
今作でのポイントは、ロバート・パトリック演じるT1000であるのだが、今となって見ると演出としての物足りなさはあるけど、その存在の恐怖感は面白い。リキッドメタルの表現も、今見ても違和感は無いと思えるもので。そういうCG的な映像と共に、冒頭の戦闘シーンにある様なミニチュアワークの妙技が混在するのが、この時代の特撮の面白さというか。
レンタルしたDVDはパイオニアLCD時代の古いもので吹き替えは無し。特典も無かったけど、この辺りはロングバージョンだった為でもあるのかな?