マッドマックス

未見の作品としてレンタル。
シリーズの1作目は「怒りのデス・ロード」の様な荒廃した雰囲気とは異なっているとは聞いていたけど、確かに人間の生活が感じられる世界であった。そんな中に人間の狂気が覗いて見えるというか。
妻と子を殺されたマックスが悪党どもをひたすら追い回して血祭りに上げる映画なのだと思っていたら、マックスの怒りが頂点に達して一気に爆発するのは終盤の20分弱くらい。不思議な構成の映画だと思ってた。でも、そこまでに友人の警官の死とかで気持ちが弱ったところで、警官を辞めるつもりで妻子と旅に出るという、どちらかというと静かな流れは、最後の時間の為に溜めとしてあったんだろうと。まぁ、カッコいいインターセプターの活躍シーンも実はあんまり無かったというのは残念ではあるだけど。
「怒りのデス・ロード」にあった世界の拝啓や使われる言葉はここからあったりで、シリーズとしての要素はちゃんと踏まえていたんだなぁ、と思うわけで。
今回はDVDで見たのだけど、6:4用で上下に枠のある小さい画面になっていたのは残念な事。
マッドマックス [DVD]