ルーシー

未見の作品としてレンタル。BDでの視聴。
スケーレット・ヨハンソンが主演である事以外はほぼ知らずに見た作品であったけど、想像を超えた展開の物語であった。
人間の脳の使われない箇所が使われたら・・・という話であるのだけど、そこまでの流れが改造手術とかだと思ってたら、危険な麻薬による効果で、しかも運ぶために腹に埋め込まれた袋が破けて・・・というのだから、バカバカしいというかなんというか。
そこから先は、ルーシーが脳の使用率が高まるにつれて人間の感覚を超越し、最後には時間すらも超えてしまうという様な表現に至り、すごいと思うだけで感情移入の先が無くなってしまう展開。でも、薬の効果のせいなのか、皮膚がただれて顔が崩れるのに戸惑うところはその悲劇性を感じさせる要素であったのか。
そんなドラマで、観客側に引き寄せるのがルーシーに使われるパリの刑事と、脳についての研究者の教授の2人。どちらも、積極的に物語を導くわけではないのだけど、人間を超えてしまったルーシーを見守る存在として重要であったと思う。
ルーシーらに薬物を運ばせたのは韓国系のマフィアというものであったが、こういうところでも韓国はどんどん存在感を示しているなぁ、と。少し前なら中国系だったろうに。
LUCY/ルーシー