テアトル6、評価★★★
冒頭からセリフによる情報量が多い。その内容のべースとなるのが、キリスト教関連の用語の多発だから頭の中で理解できていない要素が多々あったかな?そういう点を踏まえて吹き替え版でもう一度観たら楽しめるかも。
その情報量に圧倒されたせいもあるかもしれないが、物語の展開はどちらかというと淡々と進んだような。ラングドンが主役となるのだが、その視点にて物語が引っ張られる…って感じが弱いような気がしたので、宗教的用語に振り回された自分にはいまひとつ楽しめなかったか。
それでも、謎解きメインのサスペンスとしては十分楽しめたかな。<以下核心メモ>
ダ・ヴィンチの絵画に秘められたキーワードを探って…という話かと思ったら、それはきっかけや要素だけで、メインはキリスト教の根幹となる、キリストが人か神か、という話題に触れていたから、外国では色々話題になってるわけだ。まぁ、決着がソフィーがキリストの末裔というのだから、物語的なトリックとしては面白い。もちろん、ストーリーの展開や演出もそこに収束するように進めてはいたのだが。
それでも、マグダラのマリアの棺の場所がルーブルの逆さピラミッドの下に…というオチ的なトリックもあるのだが。
物語の展開として、サー・リーが出てきたあたりから、物語にスピード感と面白みが増してきたと思う。会った時の謎解きの進展、裏切りの構図、逮捕されての去り際の高笑いと、見所を持っていったか。
逆にベズは、ジャン・レノが扱いの割には印象が薄くて、俳優が大きすぎたかなぁ、という感じはしたけど。
それにしても、ニュートンの墓に足りない球体が「APPLE」ってのはどうかねぇ。