ブラジルGP

トヨタチームで、怪我で欠場のグロックの代理として小林可無偉がデビューとなったブラジルGP。
ライン取りの巧さや、攻めの姿勢が光る可無偉の走りは素晴らしい。けど、そこに一貴は突っ込んでいてリタイアになるとは・・・。まぁ、可無偉はポイント獲得にはあと一歩届かなかったとしても、トヨタ首脳陣の2人に対する評価が分かれそうだな・・・。


狭いコースという事もあって、オープニングラップから荒れたレースに。
トゥルーリスーティル接触して、それに巻き込まれたアロンソもリタイア。セーフティーカーが入った間隙を縫って接触で破損したウイングを交換したライコンネンは、同時に入ったコバライネンが給油ホースを引っ張って撒き散らしたガソリンのせいで、一瞬炎に包まれるという、危険なアクシデントも。
ただ、冒頭とはいえ、混乱したレースをまとめて接近戦で再開したレースは、駆け引きも多く見所十分だった。


そんなレースを制したのは2番グリッドからスタートのウェーバー。目立たず堅実なレース展開だったか。
一方、久しぶりで尚且つ地元のポール獲得のバリチェロは、冒頭で順位を落としただけでなく、終盤でパンクで8位に落ちる事になるとは・・・。
そんなバリチェロを尻目に、5位フィニッシュでバトンがワールドチャンピオンを決定。14番グリッドから攻めの走りでの5位フィニッシュだから、チャンピオン決定レースとしてはいい走りだったとは思う。ついでに、ブラウンGPコンストラクタータイトルも決定。


トップ3は以下の通り。
1位 マーク・ウエーバー レッドブルルノー
2位 ロバート・クビカ BMWザウバー
3位 ルイス・ハミルトン マクラーレンメルセデス


そういや、チェッカーフラッグを降っていたマッサの慣れていない感じが印象的。そんなところにいる人じゃないよー、って想いも含めて。