陽気なギャングが地球を回す

ゴールデンスランバー」の伊坂幸太郎原作で、未見の作品としてレンタル。原作も未読。
まぁ、実写で描いたマンガと言ったところか。90分ちょっとという上映時間を考えると、映画の内容としては十分なんだけど、原作からは相当削ってるんじゃないかと想像。
それでも、クセの強いキャラクターで引っ張る物語は面白い。特に"演説の達人"が銀行強盗で何するの・・・と、思ったら強盗中に客や行員に演説をしてるとはwそれも、佐藤浩市の胡散臭い語りがあってのものだけど。そんな芝居じみた銀行強盗の話でも、あくまでも日本映画としての空気を持っていたので、ラストでの雰囲気の切り替えは効果的だったんじゃないかと。
ただ、デジタル合成の軽さが気になるのがどうも・・・。クルマのアクションをCGIで見せると、リスクが無くていいのだろうけど、軽さが先に立ってしまう。どうせなら、役者に運転させてないカットなんかは、昔の映画のリアプロっぽいチープさを出しても良かったんじゃないか、とも。
それでも、音楽の良さもあって、テンポ良く楽しめた映画だったかと。鈴木京香もいい女だったし。
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