"トレック"と言っても"大作戦"では無い

道端のタンポポ

休みなのでお出かけ・・・と思って、外に出たら雨が降ってて気が滅入る。
それでも、一路猪苗代方面へ。気が向いたので、湖南方面から猪苗代湖東岸をまわって猪苗代へ。
で、気付けば雨も無く磐梯山も綺麗に見える。青空ではないけど田植えした風景と並ぶ姿で、これはこれでいいんじゃない?っと。

そして、その入った道を見れば、タンポポと菜の花が咲いて黄色の帯ができていて、これまた綺麗。


そんなものを見てから、猪苗代駅前の食堂へ。

古い店だったのだが、店内のお品書きに"コーラ""ファンタ"とあると、いかにも古い感じが伝わってくる。"ファンタ"って聞くと、親の実家が猪苗代で民宿をやっていた時に、瓶のファンタが出てきて嬉しかった記憶があるせいかもしれない。
あと、この店のレジはタイプライターの如き古いもので、食べてる最中にかけてた電話が黒電話だったりと、変なところがツボな店だったなぁー、と。


食事を済ませたところで、裏磐梯方面に向かって今回の目的である諸橋近代美術館*1に行く。開催中のロートレック展を観る為に。
いかめしい門構えでなかなか入るのを躊躇っていたのだが、入ってみるとその敷地の綺麗さに感心する。でも、美術館の建物自体は、門の外から見えるイメージよりは小さかったか。

そのロートレックの作品展は、ロートレックのみでなく19世紀末〜20世紀初頭のリトグラフを用いてのポスターを紹介・・・というものであった。当時の広告メディアであるポスターが、リトグラフという印刷技術を得た事で発展した様が感じられるものであった。
その中に、これまた当時の最先端である自転車を広告するポスターとして、ミュシャの作品があったのは嬉しい。「ミュシャの絵があある」と、先に行った白虎野さんの日記*2にあって知っていたけど、やはり得した気分〜。あと、同じコーナーにあったフェルディナン・ミフリェの作品も心惹かれた。
で、肝心のロートレックの作品は、その筆致が印象的だったか。デザイン的なポスターというよりは、絵画的というか・・・。そんな、タッチの強い絵でも、リトグラフは再現出来るんだ、とい感心するもので。
なお、この諸橋近代美術館はダリのコレクションを常設しているので、合わせて観てみる。絵画よりも、ブロンズ彫刻がメインなんだけど、あまりにも不思議すぎてどうも。松葉杖と顔が無いのが特徴なんだなぁ〜と思ったものか。
十分堪能して出てきたら、美術館敷地からの裏磐梯が素敵だったよ!


まだまだ雨が降りそうでなかったので、DECOの方とか、道の駅裏磐梯に行ったり。
その辺りで雨が降ってきたので郡山に帰る。それでも、ちょっと遠回りして母成経由で帰ってきたんだけどね。

*1:諸橋近代美術館サイト http://dali.jp/

*2:白虎野さんの日記 http://byakoya.blog54.fc2.com/