トータル・リコール

未見の作品としてレンタル。
鼻から物を取り出すシーンや顔が割れるシーンなんかは良く知っていたけど、思った以上にバーホーベンらしいバイオレンスというか悪趣味さに溢れた映画だったなぁー、と。変異体のグロテスクさなんかが目に付くけど、後半の容赦無い演出にはもう笑うしかないという感じ。
主演はシュワルツェネッガー。なるほど、これだけアクションがあればサスペンスが強い作品でも、その主演は納得できるか、というもの。
そんな感じで只の筋肉系アクションだけかと思いきや、記憶を操るという不思議な感覚を保ちつつ、火星という舞台を生かしたサスペンスに仕上がっていたと思う。変異体も火星への移住というものの結果の一つとして描かれていたし、クエイドの記憶から火星の秘密を掘り出したりと、2時間弱の映画として丁寧に作られていて楽しめた。バイオレンスな要素も必然として捉えられるものだしね。
でも、終盤のクエイドとメリーナの顔はやりすぎだよなぁ、と。さすがにあそこまでいったらねぇ〜w
トータル・リコール スペシャル・エディション [DVD]