マシンガン・パニック/笑う警官

未見の作品としてレンタル。
バスの乗客が全員、マシンガンを持った男に襲われ…という導入から、そのバスには主人公の刑事のパートナーである刑事が乗っておりという展開に。そして、このバスでの惨事が、主人公が2年前に諦めた殺人事件との繋がりが見えてきて…という感じで物語が流れる。
この主人公が、事件には没頭するけど家族は省みない、死んだ刑事に恋人が裸の写真を撮らせたといっては怒り…という感じで、いかにも古臭いタイプの刑事。そしてバスの事件で新たにパートナーとなった刑事が口数が多い男で…という感じで、コンビの刑事もののパターンではある。
しかし、それらが噛合うのは終盤になってであり、そこまでが捜査の経緯も含めてもどかしいというか。何せ、誤った情報から誤った捜査をするというのに時間が割かれるのだから。
それが、終盤でバスで撃たれたうちの一人であるヤク中の男が、犯人と軍隊時代で知り合ったものであり、マシンガンを欲しがっていたのに撃ち殺されてしまったという流れが見えたところで話が展開する。それでも、犯人がゲイである事を見せたり、古い写真で揺さぶりをかけたりという地道に追い詰めるのは面白い。
キャラクターが多く、台詞を主として事件の状況が進むので判りづらいものではあったけど、多分それは自分がミステリーに慣れていないからなのかなぁ、とは思ったけど。
しかし、ここで言うマシンガンがグリースガンの事であるのだが、バスの座席で組み立てたりして、他の客に音で気付かれないものなのかね…というのが気になったのだが。
マシンガン・パニック/笑う警官 [DVD]