「スターウォーズ展」を観てきたよ

新作公開を控えての「スターウォーズ展」。サブタイトルとして、"未来へつづく、創造のビジョン。"と付くもの。
開催を聞いてから気になっていたので、六本木ヒルズまで観に行った。今回も52階という高所での展示という…。


あまり詳しく調べては行かなかったのだけど、10年程前に福島県内でも開催されプロップ等の資料が大量に展示された「アート・オブ・スターウォーズ展」とは全く趣の違う内容。
以前からジョージ・ルーカスが様々なアーティストに依頼してSWの世界を描いて貰っていた"ヴィジョンズ"という企画があったらしい。今回は、その中の絵画をメインとし、そこにプロップ等を合わせ、"SWの世界を拡げて感じてみよう"という趣旨のもので。
メインとなる絵画がどれも素晴らしく、SWの世界がどんどん拡がる様な作品ばかりでワクワクする気持ちは高まるというもの。巨大なカンバスに込められたSWへの情熱を沢山受け止めれば、こちらもテンションが上がらない訳が無い。自分としては、小さめながらもシド・ミード氏の絵を見られたという嬉しさもあったりで。
(図録を見ると、展示の無かった素晴らしい絵が多数あったのだが)


まぁ、メカ類のプロップを楽しみにしていた自分にしては肩透かしを食らった感じではあったのは確か。
プロップはスーツや小物が主であり、更にその量が少ないうえにレプリカでの展示が多かったとはいえ、ダース・ベイダーやドロイドコンビのスーツの様なツボを押さえた感じのものは置いていたのだよなぁ、と。
ただ、プロップが無かった代わりに、各作品での戦闘を紹介するコーナーに、どろぼうひげさん等のプロモデラーの作品が置いてあったので、それはそれで存分に堪能。1/144のミレニアムファルコンは、氏の製作ブログと付き合わせて見てたら、余りにも細かい作業の積み重ねにクラクラしてた。他に、1/48のXウィングのベースに、MGあたりのザクマシンガンやヒートホークが上手く使われているのを見てニヤニヤしてた。あれを、殆どの人がルーカスフィルムの人が作ったと思ってるのかなぁ、と考えると超絶な作品が少し勿体無い。
入り口にデススターIIがあったけど、その周りに飛んでたXウィングやタイファイターはバンダイのプラモだったと思う。売店でタイファイターは置いていたなぁ。


期待とは違っていたけど、今回の展示は"圧倒的な情報量でお腹いっぱいにする"というよりは、"新作を前にSWをおさらいして気分を上げよう"というものとして、新作公開半年前の計気づけとしては大いに満足であったと思える。
今回の高まりを持って、これまでの6作品を見直すという楽しみもあるわけだしね。