トランスフォーマー

テアトル7、評価★★★★
スピルバーグマイケル・ベイが好き勝手やりました…って感じなので、かなり面白い。あんなにグリグリ動くなんて、想像以上だったかと。でも、変形のギミックの細かさは見事としか言い様がないんだけど、オープンフェイスのオプティマスは正直悪人顔で怖いよ…。それでも、主人公達のボディガードとなったバンブルビーの可愛さが際立っていたよ。
物語は地球の現代を舞台にした事も大きいだろうが、人間の視点を多く取り入れ、そこに未知のもの達が来たら…という展開なので、思った以上に青春ドラマ比率が大きいのはなんとも。そこに、家族を巻き込んだ辺りの流れは、スピルバーグ的ユーモアを効かせすぎて、ちょっと長かったかも。そのせいで、オプティマス達が頭悪そうに見えたのが残念。
導入編としての説明が不要な、次作ではトランスフォーマー達メインの話を見たいものだ。<以下核心メモ>
存在の知られていないものへの対応と、国家機密への侵略という事で、冒頭から米軍の描写が多く、主人公を軸とする青春ドラマとどう結びつけるのかと思ったけど、そこはマイケル・ベイ。最後の市街戦に、ロボット達だけの戦いだけでなく、軍の戦いも重ねて臨場感を出すのに一役かっていた。でもキューブを安全な場所まで運ぶはずだったのに、市街戦を始めるとはなんたる事か。でも、そこから先の戦闘は色んな要素が凝縮されて面白いのは確かなんだけど。
オートボット達が集まって、サムにディセプコンの目的を話す辺りは、正直にワクワクと感動を一緒に味わった。
それにしても、冒頭でクルマを買うために売りつけようとした先祖のメガネに隠された秘密の地図があって、それをみんなで奪い合うというのはどうも。あと、トランスフォーマーが冷凍に弱いというのは面白いというか。