バンド オブ ブラザーズ

借りっぱなしだったのを、やっと全話通して見る。
アメリカでテレビシリーズとして作成されたWW?の戦争ドラマ。製作には、スティーブン・スピルバーグトム・ハンクスの「プライベート・ライアン」コンビが。
元々、映画の企画だったものをテレビに展開したもの。確かに、タイトルにもなっている言葉にある兵士達の繋がりを示す物語として、個々のキャラを描くには、1本の映画ではなく連続ものの形を取って良かったかも。エピソード前に、モデルとなった当人達へのインタビューが入っているのを見ても判るとおり、実際の兵士達を描いた物語。
まぁ、「テレビシリーズだから…」とタカをくくっていたけど、そこはバイオレンスなスピルバーグの事、結構痛い映像が入ってます。もちろん、必然としてあるものが殆どなんだけどね。
全10話の展開は、8話まではノルマンディを基点として、勝利と敗北,喜びと痛みを、それぞれの兵士に焦点をあてつつ描くもの。バストーニュあたりは、ホント見てるのが辛いくらいで。しかし、最後の9,10話では全く空気が一転。戦争終結の辺りだから当然なんだけど、そこで突きつけられる事実もまた別な形で痛いもので。
流行として、ではなくて腰をすえて見るべきドラマだと思う。もちろん、作り手も、映画と同じ手法で、いつも見ても変わらない物語を提供できるように製作している様だし。
それにしても、このドラマを見て、ミリタリーミニチュア、特にディオラマの面白さ、ってがやっと判った気がしたり。
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