ハプニング

テアトル3、評価★★★
かなり、観た感覚としては投げ遣りな映画。まぁ、作品の作りが投げ遣りってわけではなくて、物語の展開が投げ遣りって事で。
画面の作りとしてのシャマラン節はあまり無かったけど、キャラのアップを煽りで撮る画面は印象的。トリック自体はシャマラン節?…と考えるけどね。しかしまぁ、マーク・ウォールバーグジョン・レグイザモのツーショットって華が無いねぇww
環境問題の癖が強い感じがするけど、そのハプニングを感じる映画って事ではまぁまぁなのかね。<以下核心メモ>
もちろん、意図した事なんだろうけど植物からの毒素がハプニングの要因って事なんだけど、結局最後までその正体は明確にされずじまい。見えない事での恐怖という事ではいいんけど。あと、人数が多い方に毒素が行くってのは便利すぎるなぁ。
それに対する目に見える恐怖としてあるのが、ハプニングによって起こった自殺の数々。飛び降りとか拳銃は判るけど、ライオンに食われるとか芝刈り機に踏まれるとかの自殺方法は込み入りすぎてギャグにしかならない。
最後は、お決まり通り主人公夫婦と預かった娘が、事象がいつの間にか終わってしまった為に助かるのだが、その直前の老婦人の言動とか自殺は無理にテンション上げようとしている様で辛かった。
ラストカットは奥さんの妊娠でハッピーエンド…ではなくて、別の場所での「ハプニング」というのはシャマランらしくて、いい感じ。