ハンコック

テアトル5、評価★★★★
原作無しでのオリジナルなヒーローもの。それゆえに、ヒーローもののフォーマットを踏まえつつも崩す展開は面白い。まぁ、ウィル・スミスあっての映画なんだろうなー、とは言えるが。
監督は「キングダム」のピーター・バーグ。と、思ったら製作にマイケル・マンが。画面を見ている限りではそんな空気はあんまりしなかったけど、手持ちカメラの一部にその雰囲気があったか。
ともかく、ダメヒーローの更正ものという、視点は面白い。映画故の無理やりとも言える展開はあるけど、尺も短く素直に楽しめる映画であった。<以下核心メモ>
たったひとりの…というのがキーワードかと思ったけど、実は仲良くなったPRマンの妻がもう一人のスーパーヒーローだったとは面白い。その2人の立ち回りが一番派手なのだが、実は痴話喧嘩というのが面白い。
しかし、その2人が近づくとそれぞれのパワーが減衰するというのはどうも。まぁ、映画の中だけの展開としては判るんだけどね。
刑務所のくだりは、心情の変化が一番描かれるところだが、ミートボールの流れなんかはグッとくるものが。まぁ、頭を尻に入れるのはやりすぎだと思うが…。