Xファイル:真実を求めて

ワーナーマイカル2、評価★★★
サブタイトルの原題は「I WANT TO BELEVE」。邦題も、原題もどちらもいいなぁ、と思える。
テレビシリーズの雰囲気を持ちつつも、映画として成立している物語。テレビでは、事象を中心に描いていたけども、今回の映画では事象よりも、モルダーとスカリーの2人を描いたと言える。
もちろん、X-Filesらしい超常現象は描かれるわけで。宇宙人とか陰謀ではない物語にしたのは、人間ドラマを見せるのに良かったかと。
まぁ、最終章まで完走していない自分には、ややセリフに不明な部分もあったけど、テレビを見ていない人にも楽しめるドラマであったとは思う。
しかしまぁ、スキナーがカッコいいんだよ。<以下核心メモ>
透視を行うサイキッカーが超常現象のポイントかと思ったら、現代のフランケンシュタインが行う臓器移植…というより人体改造が肝になるとは。チューブで繋がれ、首だけで睨む男の描写は驚異的。あと、2頭の犬も恐ろしい。
サイキッカーも、モルダーとスカリーの信じる気持ちを描くうえで重要な役目を果たしており、展開においても最後まで大事な要素になり続けるわけで、実にX-Filesらしいキャラクターかと。
冒頭から、少年の病気が丁寧に描かれると思っていたが、人体改造へ繋がるヒントになるとは。