超時空要塞マクロス

今回初めて全話を通して見る。思った以上に細かいエピソードは見ていたみたいだけど、その繋がりがやっと明確になった、といったところか。
改めて思ったのは、やはりヤマトとガンダムを経て出来たアニメだなぁー、と。表現が・・・と言うよりは、関わっているスタッフにその感覚が強いと。
この作品によく言われる「作画の荒れ」だが、外注分の作画もとんでもなく悪いという事は無かった。逆に、美樹本晴彦平野俊弘が手がけた作画が異常に良すぎるので、それとのギャップが見えてしまった感が。勿論、アニメとして手が周っていない事での酷さは多々あったけど・・・。
今となっては古さも見えるこの作品。新たに見ろ・・・とは言えないけど、以降のマクロスシリーズが好きなら、それらの設定についての基礎が盛り込まれているだけに、見ておいてもいいんじゃないかと。
他に、箇条書きで幾許か。
・今更ながら、オープニングにミンメイがいない!
・オープニングの顔を上げる輝の目の動きは、安彦作画の影響か?
バルキリーからマジックハンドが・・・。
バルキリーのアクションは今見ても納得できるよね。手の作画除けば。
・ミンメイの表情、特に笑顔がたまに怖い。
・それ以上に、性格というか他人への接し方が・・・。
・でも、歌手としての意識は高いんだよなぁー。
・あぁ、でも扱いはやっぱ80年代のアイドルだね。
・そうは言っても、戦後編では歌手よりも女であろうとするのが強すぎてどうも・・・。
・後半に向かうに従って、美沙が確実に可愛くなっていく。性格も作画も。
・その割には、報われなくて可愛そうなんだよな。
・輝が中途半端な意思表示なのがその原因なんだけど。
・男女関係では中途半端でも、輝は人間としてや軍人としての成長は立派にしていたと思う。
・一方、変わってないのはマックスか。終始天才のペース。
・ミリアと出会ってから結婚までの時間短すぎ・・・。
・ミリアも地球人を理解しないまま結婚までして、子供も作るとは。
・更に、終始いい女っぷりを見せたのはクローディアか。
・この歳になって、美沙とクローディアのいい女っぷりがやっと分かった。
・ロイはヤッパリカッコいいんだけど、あっけなかったなぁー。
・グローバル艦長は、ずっといい男だったね。
・そしてブリタイが思った以上にカッコいいのよ
・カムジンはバカだけど嫌いじゃないなぁー。
マクロスシティの成り立ちを知ると、プラスももっと面白くなるね。
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