仮面ライダーZO

見直す為にレンタル。ビデオ媒体で1度見たきりか。
東映スーパーヒーローフェアの一編としての上映の為、時間は47分と短め。それでも、コンパクトな設定と物語展開のおかげで、テンポ良く話が進み、ひとまず物語としての形はしっかりしていた。ヒーローと少年の物語という軸もあったし。でも、しっかり作ってる分、突然「仮面ライダー」と呼ばれるのには戸惑いもあったけど・・・。
作風は、見事に監督の雨宮慶太の作品そのもの。ライダーや怪人のデザインが雨宮氏のものであるのだが、クモ女のデザインは素晴らしい。CGではなくストップモーションで描かれる事での魅力が発揮されたデザインという事でも好きかと。
それでも、従来の手法だけでなくCGも部分的であるけど、積極的に取り入れ、それが効果的であったのは印象深い。あと、「T2」や「プレデター2」なんかの海外の映画に影響されてるところもあったけど、いい方に働いていたんじゃないかな?
チョイ役だったけど、ギャバン=大葉健二やアニー=森永奈緒美等が出ていたのもちょっと嬉しい。
昭和と平成のライダーの橋渡しとして、十分面白い作品であったかと。
仮面ライダーZO [DVD]