ゴジラvsモスラ

見直す為にレンタル。映画館で1度観たきりか。
本編は家族の物語と地球環境破壊への警告という大きな柱が立っており、ドラマとしては十分か。ただ、ゴジラ対策側の人たちとの動きが、やや切り離された感はあったけど。それ以上に、最後のバトルは人間側が見ているだけになっていたので、殆ど分離してしまった感じになってしまったのが違和感を感じる。
主演は別所哲也小林聡美。冒頭にあった別所のインディもどきは笑うしかないけど、以降の夫婦や親子のドラマは小林聡美の存在で引っ張った感じ。ただ、その間に立つ子役*1の演技が、どうしてもモスラとコスモスを描くのに子供の目線を入れようとしている感じが気になったのは仕方が無いか。
脇を固めていた、篠田三郎宝田明は、無駄に存在感を示していてカッコよかった。小林昭二宝田明が並んで寄った時のカメラ位置が印象的。
最後の バトルは人間の介在しないモスラ&バトラVSゴジラという構図であったが、みなとみらいのセットの素晴らしさと、光学処理の上手さで、装演怪獣と着ぐるみ怪獣の対決を面白く見せていたか。それ以上にカッコいいのが、幼虫バトラの名古屋進行なんだけどね。もっとも、これはバトラ幼虫のデザインによるところが大きいのだけど。
モスラというキャラクターを出した以上ファンタジー寄りの話になるのは仕方が無いが、見直してみても見所は多かったと思う。そういや、ラストでモスラが宇宙を飛んじゃうんだけど、劇場で観た時よりは違和感が無かったかね。
ゴジラvsモスラ [DVD]

*1:今何してるんだろう・・・と思って、wikiから飛んだら美人さんになってビックリした!