特撮リボルテック エイリアン

リボルテックの新シリーズとして始まった「特撮リボルテック」。その第1弾としてリリースされたエイリアン。
箱は、新しいサイズの大きな箱で。帯の「ザ・フライ」等を手がけたクリス・ウェイラスの推薦文が目立つ目立つ。

表は扉になっており、左側に基本的な情報を押さえた作品解説が。右側には窓から商品状態を確認できるのだが、さほど個体差は無い感じだったので、あんまり気にする必要は無いかと。それにしても、梱包の都合で斜め向きに押し込められてる頭部がなんか微笑ましい。

なお、今回、箱が大きくなってから初めてリボを買ったけど、前のと比較するとかなりデカくなってるのねw


内容物を全て出した状態。
本体と、ネームプレート付きの台座、そして開いたエイリアンエッグと飛び出した状態となるフェイスハガーが付属。エイリアン本体に追加するオプションパーツは無し。

造型と仕上げは思った以上の仕上がり。硬くは無い素材なんだけど、成型のシャープさと塗装仕上げで質感表現はバッチリ。そして、エイリアン特有の複雑な表面ディティールは感心するばかり。「これが噂の"醤油チュルチュル"か?」という観察も出来たり。成型品故のゲート跡と思われるものも見られるけど、このディティールだと気にならないね。
一方、リボルテック故の可動は、それなりに動くけど感動する程ではない・・・といったところか。リボ故の可動の難しさはあるけど、それ以上にエイリアン本体のデザイン故の関節周りの干渉があるので。それを気にせずガンガン動かせば色々遊べるけどね。まぁ、リボルバージョイントを入れてるので、足首とかのラインが変だけど、ここはツッコむところじゃないよね。
尻尾はペンタブルで曲げる事が可。結構硬いけど悪くは無い。ただ、先のほうには針金が通っていないので、先端に意志を持たせられないのはチト残念。

特徴的な頭部もしっかり再現。いわゆる"チ○ポ頭"もこういうラインだったんだ〜と、初めて認識した。で、この頭部が設定通り透明のカバーに覆われているのだが、このカバーのグラデーション塗装が美しい。パーティングラインがやや見えるけど、それを気にさせない仕上げの良さ。
"ビッグチャップ"の別名通りの大顎から飛び出るインナーマウスの飛び出しも再現。やや野暮ったい造型だけど、このサイズで無理を言っても仕方が無い。何より、アクションフィギュアで劇中で印象的なアクションができるのが嬉しいのよ。

で、何故かこのカバーが外れます。クリアパーツ故、接着剤での事故を避けたのか、それとも単に噛み合わせが悪いのか・・・。
まぁ、そのおかげで内部の造型がしっかり確認できるのだけど。


付属のフェイスハガーは、エッグから飛び出した状態。
2パーツ構成で、裏側の器官に当たる箇所に色が置かれたものだが、十分気味悪くていい。器官の襞もなかなかくっきりしていていい感じ。これで、巻きつきができれば・・・と思わなくも無いが、おまけに贅沢を言っても仕方が無い。
エッグもなかなか凝ったもので、劇中同様にしっかり透けて中が見える構成に。是非とも閉じた状態も含めて10個くらい並べてみたい!


まぁ、アクションフィギュアなので動かしてみた。
「シェー!」

「俺、参上!!」

「エイリアンだって疲れるのよ・・・」


今までのエイリアンのアクションフィギュアは高価なものばかりで手がでなかったけど、手ごろな値段で手に入るものなので十分満足。
映画を見ながら遊ぶにはもってこいのアイテムですな。