フォーラム6、評価★★★☆
原題は｢FAST FIVE｣。邦題はよくつけるもんだと感心。
冒頭から落ち着いたテンポで近い距離の撮影のシーンから始まって｢落ち着いた映画になったか?｣と思いきや、10分もしたら"ワイルドスピード"に戻ってたw
今回はクルマ映画というよりは、チームもののクライムアクションの体。今までの登場人物が集合しつつ、チーム戦を進めるのは好きだ。そうは言っても、最後はクルマ交じりの力技バカ映画なんだけどね。
クルマ映画らしさとして、車種の多さはあるけども、その中で奪ったパトカー4台でゼロヨンを始めてしまうセンスは好きだ。クルマ好きの男達が、子供に戻る瞬間というか。
ゲストとして、ロックことドウェイン・ジョンソンが登場したのだけど、ヴィン・ディーゼルとのどつきあいは思った通りの迫力だったな。
クルマという要素は減ったけど、仲間の絆を上手に描いていて映画としての面白さは前作より増していたとは思う。<以下核心メモ>
今までの登場キャラが集合したところで、チーム戦の様相を呈していたのだけど、それぞれの見せ場を丁寧に作っていたなぁ、と。
そんなチームで、警察署の金庫に集められた現金を奪取する為に綿密な準備をし、カメラを潜り抜ける為に速いクルマを選び出して且つ練習を重ねて、どんな作戦が･･･と思ったら、最終的に2台のダッジ・チャージャーで金庫を引っこ抜くという荒技でケリがつくとはww当初の作戦開始後にホブス捜査官の邪魔が入ったとしても、再チャレンジが力技で映画のクライマックスにするという展開は、この映画らしくて好きだ。
今回のキーとなる要素がヒロインのミアの妊娠。その事で、更にドミニクとブライアンの絆も強くなるという展開が、シリーズとしての成長を感じさせる。ラストシーンでおなかの大きくなったミアを見守る2人でおとなしくシリーズは終了･･･って、エンドロール中にレティの写真が出てきて･･･この面子でまだ撮るのかよ!って感じw
