遊星からの物体X

未見の作品としてレンタル。
通信も途絶された南極基地での異星生物を巡っての物語。SFとしての古典でクリーチャーの表現は話に聞いていた通りの見事さ。寄生生物という特徴を生かしたグロテクスさはインパクトが大きいな。
ただ、モンスター映画だけでなく、南極基地の閉鎖空間で誰に寄生しているか判らないというサスペンス的要素が強くい。その誰に寄生しているか判らない・・・という事の判別に血液を使ったりと、トリックも丁寧なのがポイントか。そして、寄生する細胞の様子をコンピュータのシミュレーション*1で見せているのも、SFとしての説得力を持たせてるのは面白い。
まぁ、"南極+犬"でこれが想起される理由はよく判ったw


DVDへの収録が4:3サイズ画面だったので、小さい画面でしか見られなかったのは残念。
でも、特典映像のメイキングは面白いもので。カナダでのロケーションや、タイトルバック撮影の工夫、ショッキングなシーンのトリックやこだわり等々、VFX全盛時代の映画作りの面白さが伝わるものであった。
遊星からの物体X 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]

*1:もちろん、今のCGに比すれば簡単なものではあるが