ロボコップ

見直す為にレンタル。ビデオとテレビ放映で何度か見たか。BDのディレクターズカットでレンタル。
久々に見たけど実に面白い!映像的な面白さだけかと思ったけど、実に映画として完成されている感じ。ドラマもしっかりしているし、バイオレンスさに挟み込まれるコミカルさの匙加減がなんとも言えない。ラストのくだりはいつ見てもニヤリとするカッコよさがあるわけで。
今回見直すにあたり、ED-209の動きあたりで絶望の淵に落とされると覚悟していたのだが、とんでもない。ED-209の登場シーンから、今の目で見ても遜色の無い存在感と滑らかさを見せるフィル・ティペットの職人技にはただただ感動するばかり。階段を下りられずに転倒し、悶える姿の可愛さも昔見たイメージのまんま。
職人技と言えば、ピーター・ウェラーのパントマイムを特訓して作りだしたロボコップ独特の動きは色褪せないもので。でも、フェイスカバーを外した際の頭部の処理は思った以上に生々しいものだったな。
あと、ネットワークが描かれていない事を除けば、データの扱いやHUDの表示等、今の技術から見て完全に外して、見ていて居心地が悪くなる様な演出が無かったのも意外な点か。
ロボコップ/ディレクターズ・カット [Blu-ray]