未見の作品として、積みDVDから。BDでのパッケージ。
「男たちの挽歌」の前日譚で、若きマークの話…なんだけど、正直マークが登場して、尚且つシリーズとして連なる必要性すらも無いよな、と。と、言うかこの映画の内容を経たマークが、挽歌でのホーと巡りあうとは思えないのがなんとも。ひとまず、トレードマークであるコートとサングラスについては語っていたけど、これも弱いというか・・・。
監督が前2作のジョン・ウーではなく、それらで制作だったツイ・ハークが監督なのね。そして、1人尾女に関する3人の男たちの物語…という構図は、前作からすると全く異なった印象の映画へと。でも、ガンアクションは挽歌のもの。中でも、アニタ・ムイ演じるキットの2丁撃ちを始めとしてのアクションは見事ななもの。
そうは言っても、ベトナム戦争末期のサイゴンと香港の空気を香港映画らしいテイストで描いた作品としては悪くない。ベトナムの悲惨さとか、華僑の強さなんかも描かれていたりとか。
それにしても、BDの画質にしては空とかを映した時のノイズが酷い。フィルムからじゃなくて、DVDとかビデオ素材からアップコンバートしたのじゃないかという感じ。音声も、一部映像から浮いてる様な箇所がいくつかあったし。時任三郎のパートに、音声の違和感は顕著だったか。吹替えが無い事も含め、前2作同様にポニーキャニオン時代のDVDはやっぱり手放せないなぁー。