ザ・シューター/極大射程

未見の作品としてレンタル。BDレンタルでの視聴。最近の作品と思ってたけど、既に5年以上も前になるのか。
タイトルの通り狙撃手の物語なのだが、その狙撃手の男が陰謀に巻き込まれて…というもの。冒頭で3年前のシーンで始まるのだが、これが単なる導入だけでなくちゃんと物語の要素として組み込まれている展開は面白い。そういう点も含め、脚本としては丁寧な映画だと思える。
狙撃手の戦いという事で、ライフルでの狙撃は勿論だけど、戦場でのサバイバル術を生かしてホームセンターで買い込んだ品を使っての爆発物での応戦なんか面白い。そして、最終決戦は勿論遠距離の狙撃戦で・・・と思ったら、最後はハンドガン戦なのね。でも、そうせざるを得ない大きな力との闘いをしっかり描いてるから拍子抜けという感じにはならなかったかな。そんなプロの兵士を演じたのがマーク・ウォールバーグ。ちょっと間延びするかと思ったけど、鍛え上げた腕と、髭などでいつもと変わった表情で魅力的なキャラクターになっていた。
もう一人の主役たる新人FBI捜査官の活躍が、完璧な狙撃手が戦うこの映画でいいアクセントとなっている。そのメンフィス捜査官を演じたマイケル・ペーニャを見たことあるな・・・と思ったら「ワールド・トレードセンター」に出演していたか。
しかし、ヒロインとなるサラを演じたケイト・マーラは胸元を強調しすぎだろw
今回のBDには、特典として前半の重要な舞台となるフィラデルフィアの独立記念館の紹介ビデオが、その建物の歴史的な意義を紹介していて面白かった。この建物、先日日曜洋画劇場で放送した「ナショナル・トレジャー」でも重要な舞台になっていたね。
ザ・シューター/極大射程 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]