エイリアン³

見直す為にレンタル。劇場で1度観た他、テレビ放送時に流していた記憶も。今回は、BDの特別編にて見る。
特別編という事で尺が長くなっているのだが、だいぶ劇場公開版で説明不足であったところが追加されている様で。何より、劇場版でエイリアンの宿主が犬であったのが牛に替わり、それが出てくるシーンの異様さはなかなかインパクトが大きい。ラストシーンも劇場公開版で印象的であったシーンが次作を踏まえてか変更になっており、新鮮に感じられた。
今回のエイリアンが動物をベースにしているらしい俊敏な動きを再現していたのだが、造型がスーツでなかったのはいいけども、ちょっと合成痕が気になる感じはあったかね。そして、今回の映像で特徴的なものとしてエイリアン主観で通路を移動する映像があるのだけど、これは対抗する囚人達の恐怖感や対応のアクションが強調するのに効果的だなと感じた。
この映画はデビット・フィンチャーの初監督作品だけど、改めて見るとなんかそんな癖は感じない。どうも、脚本が何度も変わったりという経緯があったうえで監督したという事で、色々苦労した様で。でも、今回の特別編を見た限りだと、流れが唐突だという感じも無く素直に楽しめる内容にはなっていたか。
しかし、他の特別編だと冒頭に監督のコメントが入るのだけど、この作品には無し。ホントにフィンチャーにとっては嫌な思い出だったんだろうなぁー、とね。
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