デアデビル

未見の作品としてレンタル。
主演がベン・アフレックという事でどうなるかと思ったけど、無難に演じていたというか。まぁ、ベンを使った時点で単発になるよなぁーと思ってたけど、やはり納得。様々な役を演じている中の一つというか。
後でスピンオフも作られたジェニファー・ガーナー演じるエレクトラも色気十分であったけど、何を差し置いてもコリン・ファレルのブルズアイのインパクトが大きくて。終盤途中までの活躍なんだけど、役になりきってるとしか言い様の無い表情の数々は、異常且つ優秀な殺人者として緊張感を持つもの。投擲できるものは何でも命中させるのはいいとして、手裏剣が無くなった時には割れたステンドグラスを乱れ撃ちとか素晴らしい。
物語はマットがデアデビルになるまでとエレクトラとの出会い、そして共通の仇であるキングピンとの戦いになるのだが、他のマーベル映画に無いボーカル入りロック等の劇伴がイメージと合わない様で、落ち着きが無いというか。そんな音楽に合わせてか、後半は駆け足気味だった感じもあるのだが。この辺りは尺の長いDC版を見れば印象が変るのか?
この映画…というかデアデビルの特徴であるレーダーセンスの視覚化は面白かった。更に、雨で表情が見えるというのを説明した上で、父の葬式でのエレクトラの表情を隠した演出は上手いなぁー、と素直に感心したわけで。
デアデビル [DVD]