地獄のコマンド

未見の作品としてレンタル。
チャック・ノリス演じるマット・ハンターが、アメリカ各地で同時テロを起こそうとする共産圏のテログループと戦う物語。
9.11以前の物語なので、「攻撃を受けた事が無いアメリカに攻撃を」・・・という事で、ロストフ率いるテロリストが各地に散らばっていくシーンはなかなか面白い。が、それからの攻撃がパトカーで銃撃して猜疑心を煽るのはいいのだが、住宅地への攻撃とかがチープ。
対するハンターも、テログループが攻撃を行う先で阻止をするという戦いをするが、テロの発生が多すぎて救えない命に嘆く始末。戦う条件として一人でやる事を出したのに本末転倒というか・・・。でも、神出鬼没で現場にか駆けつけるチャック・ノリスは面白いんだけどね。
最後の手段として首謀者のロストフを炙り出すために、警察につかまるハンター。そしてテレビを通じての挑発に乗って、警察署に乗り込むロストフ。乗りこんだところを戦車で包囲し、一斉射を浴びせる軍はカッコいい。…が、以降のハンターの活躍が単調というか。そして、ロストフにバスーカを放ち幕となるのだけど、なんか釈然としないものが。
筋立ては面白いのだけど、大きく広げた物語をチャック・ノリスのアクションだけでまとめてしまった為に、映画の面白さが減じてしまった感が残念だったな。
地獄のコマンド [DVD]