マックス・ペイン

未見の作品としてレンタル。BDでの視聴。ゲームが原作らしいけど、知らなかった。
妻と子供を殺された警官であるマックス・ペインが主人公で、その復讐劇となるのだが、そこに妻が勤めていた製薬会社の陰謀が絡んでいた…というもの。
製薬会社が作った兵士を強化させる薬が幻覚作用を起こす副作用があり、その為に採用に至らなかったのだが、その設定ゆえに起きる事件というのは面白い。ドラッグの名前「ヴァルキリー」を示す様に羽の付いた怪人のイメージで見せる幻覚や、本来の効果を生かして氷の海に落ちたマックスが手元にあったヴァルキリーを飲んで凍死を免れるという使い方も悪くない。
気になる銃撃戦は意外と真面目だったけど、マックスの放つショットガンで吹き飛ぶ際の血飛沫とかは派手。あと、マックスがメインで使う銃がベレッタ92FSなのだが、久しぶりに挽歌モードで弾の尽きないベレッタを見た気がするw銃撃戦のシーンでは、ゲームを意識してか、不思議な撮り方をしていたところがあったのが気になったか。
マックス・ペインを演じたのはマーク・ウォルバーグ。妻子を亡くした男の悲しみと怒りを表現する力は素晴らしいが、それで映画の格が上がるか…と言うと、そんなわけで無いのが素晴らしい。共演でオルガ・キュリレンコが出演するという事で楽しみにしていたのだが、重要な役でありながら冒頭で殺されて退場という残念な事に。エロティックに誘うシーンとかはあったからいいけど。
マックス・ペイン (完全版) [Blu-ray]