フォーラム3(3D)、評価★★★
マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー」の4本目。地球人側の登場人物も変わり、仕切りなおしとなる物語ではあるけれど、「ダークサイド・ムーン」でのシカゴの戦闘による大きな被害の影響下であり、その為に追われるオートボットという構図がある事で直結の続編である事が語られるわけで。
2時間47分という長い尺である事は判っていたけど、確かに長かった。観ていて飽きる感じでは無いのだが、必要以上の戦闘やアクションがあったのは確か。CIAの高官にロボット企業とその社長、そしてトランスフォーマーと同類のバウンティハンターであるロックダウンの登場で複雑な構成になっているのだけど、戦闘シーンが長すぎて肝心の要素が霞んだ気がするのは仕方が無い。
それでも、イメージビジュアルにもあったマッシブになったオプティマスプライム他のアクションのカッコよさは魅力的。マーク・ウォールバーグという大人がメインとなる事でどんな物語になるのかと思えば、娘との関わりなんかもあって、思ったよりは安心して観られたか。<以下核心メモ>
物語はCIAとロックダウンがオプティマスを追い、そこにKSIという企業が絡むのだが、そこで作られた人造トランスフォーマーであるガルヴァトロンが実質的には復活したメガトロンというもの。ただ、物語はそちらが軸では無く、あくまでもロックダウンとの戦い。
とはいっても、ガルヴァトロン率いるKSI製の人造トランスフォーマー軍団にオートボット達は苦戦するのだが、そこに助けとして登場するのがロックダウンの船に囚われていたグリムロック以下のダイナボット。予告の印象から、過去に飛んで彼らに会うのかと思ったら、そういう仕掛けであったという。
過去との関わりは、恐竜が隕石によって滅びたというのでは無く、オプティマス達を作ったものが地球を金属化させ…というもの。そこから人造トランスフォーマーに必要な鉱石や、その力をもった力への駆け引きという展開になるのだが。その過程で、KSIのジョシュアが科学者らしく本当の危機に気づいてオプティマス達に協力する流れは良く、そして面白かった。