ミッドナイト・イーグル

テアトル2、評価★★★☆
大沢たかおのカッコよさが光る映画。って、玉木宏,吉田栄作,藤竜也と、イイ男がいっぱいの映画。
軍事物サスペンスかと思ったけど、山岳物であり、ドラマであった。親子という概念が入るから、そういうドラマになるのは当然といえば当然なのだが。
タイトルにあるステルス爆撃機ミッドナイトイーグルことB5の設定はともかく、戦争アクションとしても楽しめたかと。89式自動小銃の寒冷地用カバー等々興味深いもので。
ベタな展開はあったとしても、2時間ちょっととちょうどいい長さで、一気に観られた映画かと。<以下核心メモ>
ミッドナイトイーグルの特殊爆弾を狙うのが、某国の工作員というのは出来過ぎのような。しかも、雪山に30人以上も入り込ませる日本の国防状況はリアルなのか、誇張なのか…。落合の潰されたネタが展開に繋がった時には、やりすぎかとは思ったけど。
冒頭の戦場取材での出来事から、自分の子供を守る為に命を張るという展開は嫌いではない。それでも、桃缶のくだりでは危機的状況でも食事を描く事で、生への執着を描いていたのはよかったかと。
落合も撃たれ、工作員に囲まれて爆撃されるを待つ西崎が、佐伯にカメラを向けた時の「笑えよ」のセリフは最高。