少林少女

テアトル3、評価★★★
正に柴咲コウの為の映画といったところか。まぁ、撮り方もそうなんだけど、彼女のアクションは見事。こういう、体当たり演技を見せられる役者って、そういないんでは?
物語は、少林拳ラクロスをからめて…ってところなんだけど、それぞれのパートはあまり関連は無かったのがなんとも。まぁ、ラクロスを通して、凛が少林の心を学ぶという面はあったけど…。
で、終盤はジャンプ的なノリでタワー攻略とはどうも。まぁ、下の層での百人組手はお約束だからいいんだけどね。
フジテレビと「踊る〜」組の製作という事で、前半から遊びの部分が多すぎてどうなってしまうかと思ったけど、結果的には杞憂に終わったようで。
それにしても、岡村隆史はホント器用な人だと思った。あと、ミンミンを演じた中国人女優のキティ・チャンが可愛かった!!
まぁ、お気楽アクションドラマとして観れば楽しめるんじゃないかな?<以下核心メモ>
最後の仲村トオル演じる学長とのバトルは水の上での戦いとは熱かった。武術を極めたという面を強調するにはいい演出。でも、とどめが抱き合っての優しい囁きというのはどうもねぇ〜。まぁ、最後の最後でラクロス会場で江口洋介が握手を求めて、仲村トオルがなんとなく応えるという流れになっていたからいいけど。
店の爆破でガス漏れがあった事で展開的に疑問だったけど、岡村隆史演じる田村が裏切るくだりに繋がるというのは、いい流れだったか。
それにしても、最後の少林拳普及とラクロス快進撃のシークエンスは、「少林サッカー」そのままのノリだね。
あと、写真だけだけど師匠がトミノ御大で笑った。