ホンダ フリード試乗

フィットベースでのミニバン、モビリオ後継となるフリードを拝見。
展示は、7人乗り,8人乗り共に有り。2つ目のシートが分割になるか、ベンチシートになるかが違いの様で。
どちらも3列目はおまけの域を脱していない様で。基本的には「4人か5人乗りだけど、たまに+2でもいけちゃうよ」ってくらい。3列目出すとカーゴスペースも無くなるしね。
それでも、7人乗りのウォークスルーは立派。室内の天井が高いので、自分くらいの身長ならあまり気にせずに車内を動けるのが素晴らしい。


エンジンルームは意外にもフィットと全然違うレイアウト。吸気のルートを右側に配して、というオーソドックスな感じ。それでもコンパクトな設計はあるわけで。
こういう箇所を見ると、フィットのミニバン化という訳ではなく、プラットホームを流用はしているけど、設計はちゃんとしたクルマ、と言える。
インパネ廻りのレイアウトも個性的。なんていうか、ファミリー思想というか、友達思想というか、そんな感じで色々手元に置けちゃう感じがいいんだろうかね?


運転席に座った感じは、フロントの短さも相俟って実に視界良好。シートの感触がイマイチだったけど、このクラスでは妥当なものか。
走り出しは、1500ccのエンジンの力強さもあって意外に快適。ただ、走らせた直感としては3列まで座った時には、重さを感じるだろうというところ。
特筆すべき事として、ステアリングがフィット同様に軽い。あまりの軽さに、最初に曲がった時には、大きくステアリングを戻す必要が、出てしまった。


まぁ、1500ccクラスとしてはよく出来たミニバンなんだろうなーと思う。
人が乗る事をメインに考えれば、十分な出来なんでは、と。