シューテム・アップ

ガンアクションが見たくなったのでレンタル。公開時は未見。
公開当時から、クライヴ・オーウェンモニカ・ベルッチの「セックスしながらの銃撃戦」が話題になっていたけど、それ以外のガンアクションも独創的で面白い。なんていうか、「ピタゴラ装置的な」というのが妥当かも知れない。終始笑いっぱなし。例のセックスのは「撃ちつくすまで」ヤッてるわけだし。
物語は、巻き込まれて赤ん坊を守ってる男が、娼婦の女と追っ手から逃げる・・・というものだが、話は無い様なもの。銃規制、ガンスミスとか銃器メーカーとか、銃に関する要素で物語が進むのだが、どう見てもアクションを見せる為の方便にしか見えない。おまけに、問題の赤ん坊は銃の音や、メタルの音楽で安心して泣き止むとは、良すぎる展開。
主人公は、その設定もあるのだが、銃の扱いに慣れているという演出として、追われて隠れてる最中に便器に落ちて濡れてしまった銃を、僅かな時間で分解して乾燥して組み立てて、応戦するという流れは見事かと。
あと、ニンジンが大活躍するのね。食べたり、刺したり、囮になったり、銃を撃ったりと、全編にわたって登場する発想は呆れるばかりか。
少々、痛い表現が多いが、何も考えずにアクションを楽しむにはいい作品だった。登場する銃器のラインアップも劇中様々な変化に富んで面白いし。
シューテム・アップ [DVD]