マクロス7

マクロス関連作として見る。放送当時に見た以来か。
全体の感想としては、リアルタイムで見た時と変わらず。でも、もう少し凝縮しても良かった感じもしないではないが、当時は1年スパンでTVアニメを作るのが当たり前だったので、仕方が無いか。
同時期に製作された「マクロスプラス」よりも低年齢向けに作ったという事であったが、改めて見るとマクロス7船団の構成や、本編前に設定解説やあらすじが細かく入るところに、そういう配慮が見えた。歌エネルギーの描き方なんかも、その一端だと思うけど、物語の展開や、メカのギミックにマッチしているとは思える。
ただ、戦闘シーンについては「戦わないで歌うだけの主人公」という事で、おとなしかったイメージはあったけど、意外にマクロス7船団のバルキリーや艦船がボロボロやられていくシーンが多かった。


ダラダラ書いてしまいそうなので、ポイントを列記。
・バサラはやはりカッコいいと思える。
・が、リアルでは知人になりたくないタイプ。
・バサラとガムリンの友情が熱い
・それ以上に、バサラとギギルのやりとりが熱い
・ビヒーダが要所を締める演出はいい。
・1話からファイヤーボンバーにはある程度ファンがいたのが驚き
・アリス・ホリディの活躍が多かったな。
・それ以外のアーティストの曲も思った以上に流れていたね。
・「マクロスプラス」のBGMがクラシック音楽扱いになっていたのがなんとも。
・グババがカワイイ。
・特に、後半のグババが表情が豊かでカワイイ
・花束少女が目的を果たすシーンはカッコイイ
・ゲペなんとか野郎が男のカラダとは思ってなかった
・ガビルの語尾は印象美!
・VF-22Sがカッコいい
サウンドブースターはジェットスクランダーやね
・バンクでのキメポーズが思ったより派手だった
・おまけにVF-11サンダーボルトの丁寧な変形バンクがあったのは意外だった
・「山よ、銀河よ〜」のセリフはやはり、いいクライマックスだった
・アンコールの3話は、90年代らしいパロディ精神溢れたエピソードかと


リアルロボット志向のマクロス・・・として見ると肩透かしを食らうかもしれないけど、あまり先入観を持たずに見て、ノリについて行ければ楽しめるかと。
勿論、戦わない主人公のロボットアニメという難しい内容を、1年のシリーズとして成し遂げたという評価も、忘れてはいけないのだが。
そして、やっぱり歌がいい。見ながら歌っちゃうんだもんなぁー。
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