ウォンテッド

公開時に見逃したのでレンタル。
機織り職人を起源とした暗殺集団の物語という事だが、普通の生活をしていた男が暗殺者として目覚める様子や、暗殺集団での裏切りの構図など、面白い展開。名優モーガン・フリーマンの立ち位置や、アンジョリーナ・ジョリーのミステリアスさは見事といったところか。
何よりも、ありえないアクションの数々は見事。スローモーションを駆使しつつ、曲がる弾丸や、弾丸同士をぶつけて落とすとか、デジタル時代だからこそのアクションは発想力と共に、素直に楽しい。スローモーションで、浮いた敵の銃を受け取りつつ、2丁拳銃で突進する様はなんとも言えない。まぁ、曲がる弾丸が一周してくるってのは曲がり過ぎな気もするけど、展開が美しいので許す。
予告で気になっていたモニター付きの銃は、あくまでのアタッチメントだったのね。これはホントにありそうな感じ。
ただ、前半の主人公が流されるままの感じで、理由付けが甘い様な気がするのが、気になったところか。
バカバカしさや暴力が溢れてはいるけど、ともかく楽しさと驚きが詰まっていた一本だった。


日本語吹替えがDAIGOという事で、聞いてみたけど悪くは無い。が、良くも無いというところか。DVDで繰り返し見るのは辛いかも。
ウォンテッド リミテッド・バージョン [DVD]