テルマ&ルイーズ

未見の作品という事でレンタル。
女性2人のロードムービーというのは知っていたが、逃亡者的な内容とは思わなかった。
逃亡者と言っても、巻き込まれた形から犯罪を行い、そして夫や他の事に捕らわれず2人の友情を深め合うという感じで、辛い話でもあるのだが、どこかドライな感じに包まれた不思議な映画であった。雰囲気としては、「俺達に明日はない」を彷彿させる様な感じで。
何より、テルマ&ルイーズを演じたジーナ・デイヴィススーザン・サランドンがチャーミングかつカッコいいのよ。そして、その最後の選択もカッコよく、そして悲しくも希望に溢れている。
あと、この作品で名前が売れたというブラッド・ピットも、その理由が判った様な。肉体美もさることながら、胡散臭い雰囲気は今に繋がる存在感だった。
ブレードランナー」や「エイリアン」のリドリー・スコット作品として身構えると、砂漠の太陽なんかに拍子抜けするかもしれないけど、抜群のロードムービーである事は確か。
テルマ&ルイーズ [DVD]