HG ガンダム Ver.G30th (その1)

30周年として、いわゆる「1/1 お台場ガンダム」のキット化。
ただし、このキットは武装等も付いて、あくまでも「30周年記念キット」という意味合いが強いかと。そんなわけで、パッケージのHGロゴの下に"Ver.G30th"と銘打ってるわけで。
まぁ、お台場用キットとの差異として武装の有り無しが、ランナーの枚数だけでなく、メインの金型構成まで変わってるのが明確に判るのはなんとも。


ひとまず、速攻レビューなのでパチ組み。

なんとも不思議なスタイリング。アニメ風だし、オリジン風だし、でもディティールはうるさいくらいだし・・・、と。
まぁ、1/1を元にしただけあって、その情報量は多い。HGUCのヅダが過剰なディティールだったけど、それとも違う方向性。なんというか、3DCADの威力って奴ですかね。おかげで、表面に削ってはいけないモールドやら突起物やらがあって、大変な事に。でも、写真で見ていて印象的だったバックパックのサブスラスターや、ハッチのモールドなんかはしっかり再現してあって面白い。
成型色の青がスカイブルーっぽく、赤が茶色っぽいのも新鮮。
でも、手の形に色気が無いのは残念。握り手はなんか形になっていない。

写真では何も処理していないので見づらいけど、顔は大河原っぽい様な・・・。

今回のウリでもある腰部の可動もあってか、今回は00と同じポリキャップを採用。
組み立ても最近のバンダイスタンダードらしい造りなんだけど、腕の部分が挟み込み構造でいまひとつ。00みたいなポリキャップ構成でも良かったと思うんだけど。あと、何故か腕には「完成後に絶対見えない場所」にリペット状のモールドがあるんですけどww

みんなアオリで撮ると思うので、俯瞰から。ちょっと、脇腹が細すぎかな・・・。
そういえば、インストの見本なんかはアニメ準拠の色指定だけど、ちゃんとお台場仕様のカラーレシピも載ってたのは感心。



HGUC版との比較。
やはり腰高で腹周りも細く、プロポーションが全然違う。
並べて見ると、G30は益々不思議なプロポーションだ・・・。


1/1ガンダムのキット化というイベント性の高いものではあるけど、HGUCでは行われていない「同一キャラのアップデート」という意味では面白い。
勿論、表面の過剰なモールドや独特のスタイルで好き嫌いは分かれるかもしれないけど、自分的にはまた表現の違うガンダムの選択肢が広がったのは嬉しい。
希望としては、この流れでザクを見たいものだ。もしくは、いつかHGでVer.Kaを・・・wwww