侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦

ワーナーマイカル1、評価★★★☆
現在放映中の戦隊シリーズ、「シンケンジャー」の映画版。
映画という事で新しい要素も含めての展開なのだが、冒頭から危機で始まる展開はスピーディーで面白い。
物語の凝縮感も勿論、アクションの見せ方がなんとも言えない。5人が馬で疾走する姿や、ワイヤーを用いてのアクション等に、テレビとの違いが感じられる。
今回の敵となる、脂目マンプクの声を演じたのは大和田伸也であったのだが、初代シンケンレッドとの経緯を含めての時間を感じさせる重みのある声で満足。声だけの出演であったのが勿体無いくらい。
これだけ楽しい映画だったのだが、残念なのは20分程度という尺の短さ。もう少し観たかった気もするなー。<以下核心メモ>
冒頭で最初の波乱となるであろう・・・と思われた神社への侵入が、変装して酒をふるまうというのがなんとも。もっとも、その様子は戦隊ものらしい明るさであり、物語の展開の良さには役立っていたか。
初代シンケンレッドから受け継がれた恐竜折神が活躍するのだが、その卑怯とも言えるアクションもまた楽しい。何せ、刀の様な形なのに延びるわ曲がるわと、やりたい放題で。
エンディングは、テレビと同じ曲ではあるけど、源太が歌詞に被せて「6人!」と主張するがいいねぇ。