日本海大海戦

年末のドラマ「坂の上の雲」関連としてレンタル。以前、須賀川での上映会で一度観たか。
物語は、日露戦争の開戦からバルチック艦隊に勝つまでを、当時の海軍大将である東郷平八郎を軸に描いたもので。人間ドラマというよりは、時系列を追った戦記ものの様相を呈している。ただ、1969年の製作なのだが、「わが連合艦隊」という形で日本側を称しているのが国策映画っぽくて気になる。明治天皇の姿も明確に描かれているし。
まぁ、映画としては事情を理解していないとつまらないものだろうね。それでも、東宝系の昭和風いい男満載の映画なので、それだけでも見ていて楽しいかも。
この映画、円谷英二が最後に特技監督をした映画だとか。東宝らしい広い水面のステージで撮られた戦艦の姿は美しく、その戦闘もミニチュアの枠を超えた素晴らしいものなのは間違い無いと思う。
日本海大海戦 [DVD]