宇宙戦艦ヤマト 完結編

｢復活篇｣関連としてレンタル。
古代と雪の関係に決着を着け、ヤマトを終わらせる為の映画。その為か、終盤のヤマト特攻の話が挙がるまでの展開が辛い。ヤマト発進の為の口実としてアクエリアスとディンギルが出てきた様にしか思えないのがどうも。まぁ、それらの話も"沖田艦長復活"という最大の御都合主義の前には霞んでしまうのだが。
ただ、ラストの特攻準備,デスラー登場,総員退艦という流れの熱さはなんとも言えず涙する。そして、ヤマトの沈む姿には涙しか無いなぁ、と。そして、ラストの展開を見ると沖田艦長の復活は許せてしまうのね。
･･･で、ヤマトが沈んでスタッフロール･･･と、思ったらその後が長いw古代と雪の結婚を表すシーンはいいのだが、更に続いてアクエリアスの女王の説教のあたりでは辟易するばかり。そして、ナレーターを努めた仲代達也の｢宇宙戦艦ヤマトのドラマは終わった｣のくだりでは苦笑せずにはいられない。初回公開時には、古代と雪のラブシーンもあった様だけど、特典映像で見る限りでは後のバージョンでカットしたのはテンポを考えると妥当か。まぁ、実に力の入った雪の悶える姿はある意味見物だったものだけど。
完結編なんだけど、｢復活篇｣への布石となる要素も散りばめられた不思議な映画になってたなぁ、と。