フェイク シティ ある男のルール

未見の作品としてレンタル。
原題は「Street Kings」。ロス市警の暴力警官の話から始まり、市警内の悪事を描くというもの。無理矢理な展開も無いわけではないが、適所に置いたキャラクターによって物語の展開はスムーズであったと思う。市警内の敵味方の描き方は、見てる側には丸判りでも、登場人物間の緊張感を盛り上げる要素になっていたかと。
主演はキアヌ・リーブス。冒頭で容赦無く銃をぶち込む悪い警官・・・と思いきや、最後にはキアヌらしい落し所に行くのは仕方が無いか。以前、映画館で見た予告での印象は、もっと悪い奴だと思っていたのに。その上司であり、悪い奴を演じたフォレスト・ウィテカーが、今までいい人の役しか見てなかったから新鮮。悪くて野心家なんだけど、どこか小心者っぽい感じがいい。
この映画のガンアクションは派手では無いけど、個人的には好きな見せ方が多かったので満足。フラッシュライトでの幻惑とか、素直にカッコいい。
フェイク シティ ある男のルール (特別編) [DVD]