明日に向かって撃て!

未見の作品としてレンタル。
原題は「Butch Cassidy and the Sundance Kid」。19世紀末期に実在した、銀行強盗ブッチ・キャシディサンダンス・キッドを指したタイトル。
銀行強盗ものという事で、冒頭からポール・ニューマンのカッコよさが光ってる・・・と、思ってたら展開はどちらかというとコメディタッチで。西部劇にくくられる映画ではあるのだが、どちらかというと逃げる姿が多く、銀行強盗のシーンもやや可笑しさが漂うもので。何せ、言葉が通じないボリビアで、なんとか覚えたスペイン語をメモを見ながら駆使して強盗してるんだもん。どこか緊迫感を置き忘れている雰囲気が。しかも、そのスペイン語を教えたのが、キッドの恋人である教師というのだから。
そんな感じで進む物語も、クライマックスの銃撃戦は激しく、囲まれた兵隊に突っ込んでいく2人の姿を止め絵で描いているのを見ると悲しくなる。が、その未来に向かおうとする一瞬を見ると、「明日に向かって撃て!!」と邦題を付けたセンスは、素直に賞賛したい。
古い映画には違いないが、何か今の時代に無いものが盛り込まれた映画だなぁ、と思う。
明日に向って撃て!(特別編) [DVD]