僕らのミライへ逆回転

未見の作品としてレンタル。
コメディ映画なのだが、発電所を襲撃して磁化した男のせいで消えたレンタル屋のビデオを、復活させる為に自分で達で映画をでっちあげるという物語なのだが、ジャック・ブラックの大仰な演技もあって冒頭からドタバタコメディの様相を呈し、ダラけた感じの展開になっていた。アマチュア風の映像を入れているのも、流れが途切れている感じになっていたかも。
そんな脇で、古いレンタルビデオ店の立ち退きという物語もあるのだが、それを守る動きが、前半にあった映画をでっちあげるという行為と結び付いた時に、暖かい話になっていく流れは気持ちがいい。最初のシーンで映像が出て、話に挙がっていたジャズピアニストのファッツの存在が、みんなを巻き込んでの大仕掛けになるという展開は、なんか涙が出てきた。
そんな終わり方だからこそ、ジャックの演技はもう少し抑えても・・・と思わなくもないのだが、そうすると彼らしさが無くなってしまうしねぇ。
僕らのミライへ逆回転 プレミアム・エディション [DVD]